CBDとは、カンナビジオール(Cannabidiol)の略称で、麻に含まれる500種類を超える化合物の中の「植物性カンナビノイド」の一つです。
精神活性化作用も身体依存性もなく、抗炎症作用や抗酸化作用、神経保護作用があり、様々な疾患への効果が期待されています。
現在、世界中で様々な研究が行われており、アメリカ、カナダ、イギリス、イタリア、フランスなどの国ではCBDが薬として認可され、多くの人を救っています。
それではなぜ、植物の成分であるカンナビノイドが様々な疾患に効果をもつのでしょうか。
その理由は、全ての脊椎動物はみな「内因性カンナビノイド」を持っており、それを介してさまざまな機能を制御し、身体がいつも最適な状態を保ち続けられるようにしているからです。
この制御システムを「エンド・カンナビノイド・システム」といいます。
エンド・カンナビノイド・システム(ECS)を一言で表すと、『心と身体のバランスを保つ、コントロール指令室』です。
このECSが食欲、睡眠、性行動、疼痛、免疫、感情、運動機能、発達、老化、認知、記憶などをコントロールし、体内の恒常性(バランス)を維持して病気や老化を防ぐ働きをしています。
しかしながら、人は老化や強いストレス、体内ホルモンなどの身体内外の要因により、「カンナビノイド欠乏症」の状態となります。
CBDの摂取とは、植物由来のカンナビノイドにより、人の内因性カンナビノイドの欠乏を補うという目的です。